こんにちは。
日本語は外国由来の言葉がたくさんあります。
そういった言葉は外来語と呼ばれ、主にカタカナで表記されます。
また、「金平糖」や「かるた」など一見外国語由来とはわからないほど日本語に溶け込んでいる外来語もあります。(金平糖とかるたはどちらもポルトガル語が語源)
では逆に日本語が他の言語に転用された例はあるのでしょうか?
もちろんありますよね。
例えば、「karaoke」、「emoji」、「sushi」などはそのままの意味で広く使われています。
でも実はもっと日本語由来の言葉が使われていることがわかりました。
今回はその中でも特に日本語とは意味や発音が変化した英単語を5つご紹介します。
1. satsuma
日本語で「さつま」というと、西郷隆盛で有名な薩摩藩や

でも英語の「satsuma」はどっちでもなく、
温州みかんのことなんです。
これは当初、薩摩藩から苗木が出荷されていたことからこの名がついたと言われています。
ちなみに「satsuma」は温州みかん限定なので、「mandarin」や「orange」といった単語の方がよく使われています。
2. tycoon
続いてはこの言葉。カタカナにすると「タイクーン」。
意味は「実力者、巨頭」という意味になります。
気になる語源は日本語の「大君」という言葉。
幕末に外国人が将軍のことをこう読んでいたそうです。そこから意味が広がって実業界の実力者を「tycoon」と呼ぶようになったんだとか。
3. rickshaw
3つ目はこちら。字面を見てもあまり日本語っぽくないですよね。
発音は「リクシャー」。
なんとなく想像がついたでしょうか?
答えは「人力車」です
ちなみに人力車は日本で発明されたと言われています。
それが香港やインドなどのアジア各国に輸出されたんだとか。
そのため東南アジアなどで普及している三輪タクシー(トゥクトゥクなど)の総称は「auto rickshaw(自動リキシャ)」と呼ばれています。
4. hibachi
日本ではもうあまり見かけない「火鉢」も英語になっています。英語の「hibachi」は何を意味するかというとこちら。
鉄板焼きのことです。
こういうスタイルのことを「hibachi-style」というそうです。
5. futon
最後はこちら。「布団」です。
アメリカ人も布団で寝るんでしょうか?
多分寝ないでしょう。
「futon」は私たちがイメージするような布団のことではなく、
こういった「ソファーベッド」と呼ばれる家具のこと。昼にはソファーとして使え、夜になるとそのままベッドになるというものです。
これは知らないで初めて見るとカルチャーショック受けそうですね。
最後に
このように元々の意味とは違う日本語由来の英語がたくさんあることがわかりました。言葉の変化というのは、歴史や文化など様々なことがあいまって起こるのでとても面白いです。
他にも面白い日本語由来の言葉があれば是非教えてください。